秋篠ブログ

施設で行ったイベントや
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1/19にお餅つき大会をしました。

あかね保育園

2024.01.25

 「楽しいなぁ、楽しいなぁ、お餅をつくのも楽しいけど、丸めるのも楽しいなぁ」嬉しそうに何度も話す子どもたちの姿がとても印象的でした。今の子どもたちは実際にお餅つきを見たり、体験する機会がほぼないと思われますので、新鮮な行事になったようです。”やっぱり、お餅つき大会をやって良かったかな”、私たちはほっと胸をなでおろしました。

 保育園での行事のあり方は園によって大きく違いますが、お餅つき大会に関しては、どちらの園様でも開催を躊躇されているのではないかと思います。その理由は大きく2つ。1つめは、お餅による誤嚥や窒息の危険性があるからです。お正月の時期には、高齢者がお餅をのどにつめる事故予防の呼びかけが多くなりますが、お口の機能が十分に発達していないお子さんも同じく危険です。今も昔もお餅による誤嚥や窒息の危険性は変わりませんが、死亡事故の分析から昔に比べてはるかに安全意識が高まっています。

 そして、もうひとつの理由は食中毒です。お餅つきをする時期はノロウィルス等の感染性胃腸炎が流行する時期と重なっています。過去には、お餅つきで集団食中毒が起こっているニュースがありました。ノロウィルスを予防するためには、85~90℃で1分以上の加熱が必要ですが、お餅つき大会では多くの場合、丸めたお餅を味付けしそのまま食べるので、危険性があるのです。

 このようなリスクがある中で、お餅つき大会をするのかどうか?の是非が問われるのです。お餅は家で食べることができると言えばそれまでですが、日本の伝統的な行事を体験させてあげたいという思いもあります。

 あかねではこれらのリスクをなんとか回避して、お餅つき大会を安全に行う様々な手立てをしています。それでも、参加対象の4・5歳児クラスの担任は、子どもたちの見守りに片時も気を抜くことはできず、負担が大きいことも確かです。今後も更新される様々な情報を集めて、安全な行事の開催と子どもたちの経験の機会を両立していきたいと思います。

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